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海のふた [映画]



映画ってたまに季節感ズレズレで公開されることもあるけれど、これは夏にぴったり。
でも真夏の映画というよりは、枯れていく夏の香りに近いかなぁ。
ラストには希望があるんだけどね。

都会で舞台芸術の仕事をしていたまりは、故郷の西伊豆にもどりかき氷屋を始めることに。
町は以前と違い観光客も減って寂れてしまったけれど、まりは楽観的だ。
幼馴染で元恋人のオサムもいて、たまに他愛のない話をする。
店が完成した頃、母の知人の娘はじめが夏の間まりの実家にステイすることに。
はじめはまりの店を手伝ってくれる。

主役の菊池亜希子以外は知らない俳優さんばかり。
オサム役の小林ユウキチがよかったなー
若いんだけど諦めをまとっている感じが。
菊池嬢はここいちに年で急にモデルから俳優業にシフトしてきた感があるけれど、なかなか味のある演技するよね。センスがいいのかしらん。

若い女性が都会から逃げてカフェを開店、なんてどこにでも転がっているような話(あ、そういう人を揶揄しているわけではないですよ。映画や物語の題材として、ってことね)ではある。
そういうほんわか映画とはちょっと違うのが、舞台が土肥というロケーションの渋さと町のくたびれた空気。
そしてその空気に憑りつかれたようなオサムの弱弱しい笑顔。

正直言ってまりは甘い。
立派な実家があるし、両親は健在で家業も順調。
店がもうからなくても寝るところと食べることには困らない。
だから進退窮まったオサムにも逃げるな!なんてことがためらいもなく言える。
もちろん彼女の言っていることは正論なんだけどね・・・正論ですべての人が救われるわけでもない。

あ、なんか暗くなっちゃった。
まあそういう点を含めて面白い映画であることは間違いない。

そして今ふつふつと脳内限定DIY熱が高まっているわたしにとっては、この映画は触媒の作用が。
近所の家の物置(と言っていたけどフツーの家ですよあれ)をお店として借りたまりは、内装をほとんど自分で手がけるのだ。
なんで舞台芸術の仕事という設定かと思えばこういうことか・・・
設計からペンキぬり、テーブルや椅子をトンカチ。
そしてわたしの偏愛するガラスブロック!
これを彼女は木枠を作ってひとつずつはめこみ、カウンターの目隠しに使っているのである。
そうか・・・パテでえっちらおっちら積まなくてもこういう方法があるのか・・・

そしてこの映画のもうひとつの主役、かき氷。
これがめっぽうおいしそうで!
自分が美味しいと思う物しかださない主義で、とうみつと夏ミカンのみ。
ここで赤いのください!とやってくる女の子のエピソードが光るし、ほんわかしたラストへもつながる。うまい。

あと開店祝いだと言って大家さんがまりにプレゼントするくだり。
これはもう・・・よくある話だわよね。クスクス。
わたしここがいちばん好きなシーンかも。



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