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真夜中の五分前 [映画]



今をときめく三浦春馬くん主演なのに、宣伝が控えめで公開規模も小さいこの作品。
素敵な映画だったよ。もったいないなぁ。

上海の時計店で働く良は、プールでルオランという美しい女性と出会う。
彼女にはルーメイという一卵性の双子の妹がおり、彼女への結婚のプレゼント選びを手伝ったことから、二人の仲は急接近する。
しかし姉妹は海外旅行で事故に遭い、妹のルーメイだけが生き残る。
だが生き残ったのは本当にルーメイなのか?
ルーメイの夫と良は深い迷宮に入り込む。

ほぼ上海で撮影しており、台詞もほとんど中国語。
近くて遠い中国、町並から空気の色まで、やはりどこまでも異国の香りがする。
古色蒼然とした時計店で、時計の修理を黙々としている青年を包む、少し埃っぽいけど優しい光。
冒頭のそのシーンで「あ、これ好きだな」と思った。

新聞で読んだ行定勲監督のインタビューに、結末がはっきりと描いていないために日本では作ることができなかった、とあった。
監督も言っていたけれど、それはあまりに観客をバカにしているよな、と。
確かに、生き残ったのが双子のどちらかであったか、それが曖昧なまま終わる。
でもそのおかげで、見る側の想像力をこれほどまでに刺激する映画になっている。
それってすごいことだと思うんだけどなぁ。

もちろん、結末がはっきりしてなければならない映画もあるし、そういう映画しか面白くない!という人もいるわけで。
その点からすると、万人受けする映画ではないことは確か。

わたしの頭の中では、まだどちらが生き残ったのか決めかねている。
多分今後もふとこの映画のことを思い出しては、日によって考えが変わったり、その場合のそれぞれの恋人たちの気持ちとか考えたりするんだろうな。
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